犬の手作りごはん、まず何から始めればいい?OK・NG食材と分量の考え方

くまのまま

犬用の手作りごはん、お店で出してみたいけど…正直まだ自信がないんだよね。


くまJr.

飲食店やってるママでも、ほかのわんちゃんのごはんは悩むだね〜。

人の料理なら「この材料をこれに変えても大丈夫かな?」と感覚で作れますが、
犬の場合は「これ食べて平気?」「喉につまらない?」「どのくらいの量がいいの?」と、気になることがたくさん。

お店でも“わんちゃんメニュー”を出していきたいと思っているので、
まずは 安全な食材の選び方体の大きさに合わせた分量の考え方 など、
基本をしっかり知っておきたいなと思っています。

この記事では、これから犬の手作りごはんを始めたい方に向けて、
「何がOKで何がNGか」「どのくらいの量を与えればいいか」など、
最初に知っておきたい基礎を整理しました。
同じように“作ってみたいけど不安”という方の参考になればうれしいです。

目次

🐾 犬が食べてOKな食材・NGな食材の基本

犬にとっての「安全な食べ物」は、人間とは少し違います。
同じ食材でも犬の体では分解できなかったり、中毒を起こしたりすることがあります。

まずは、家庭でよく使う代表的な食材を「OK」「NG」に分けて確認しておきましょう。

✅ 犬が食べてもOKな食材の例

犬が食べてもOKな食材の例

🍖肉類(鶏肉・牛肉・豚肉)

お肉は基本的に 脂肪分の少ない部位を選び、味付けせずに加熱して与える のが原則です。
骨付き肉を使う場合は、必ず骨を外してから与えるようにしましょう。

🐔 鶏肉のおすすめ部位

鶏肉の中でも「ささみ」や「むね肉」は特におすすめ。
どちらも低脂肪・高たんぱくで、消化にも良く、シニア犬やダイエット中の子にもぴったりです。す。

✨ おすすめの鶏肉部位
  • ささみ:脂質が少なく消化も良い。おやつやトッピングにも最適。
  • むね肉:高たんぱく・低カロリーで体重管理に◎。
  • もも肉:少し脂肪が多いけど嗜好性が高く、元気な成犬におすすめ。
  • 砂肝:コリコリ食感が好きな犬に。硬いので小さく切るなどの工夫を。
  • レバー(肝臓):ビタミン・ミネラル豊富。ただし摂りすぎはNG。週1〜2回程度に。
くまのまま

鶏ささみやむね肉を中心に、少量のもも肉・レバー・砂肝をバランスよく取り入れるのが理想的だよ。


🐮 牛肉のおすすめ部位

牛肉は「もも肉」「ヒレ肉」「肩ロース」など、赤身中心の部位を選びましょう。
「バラ肉」など脂肪の多い部位は控えめに。

✨ おすすめ牛肉部位
  • もも肉:脂質が少なく、タンパク質が豊富。体重管理中の犬に◎。​
  • ヒレ肉:柔らかく脂肪も少ない。病後や消化が弱い犬にも。
  • 肩ロース:旨味が強く嗜好性◎。細かく刻んでトレーニングおやつにも。
  • レバー(肝臓):鉄分・ビタミンAが豊富だが、摂りすぎ注意。
  • すじ肉:コラーゲン豊富。煮込んで柔らかくしてトッピングにおすすめ。

🐷 豚肉のおすすめ部位

豚肉も脂肪が少ない部位を選べば、犬にとって良いタンパク源になります。

✨ おすすめ豚肉部位
  • ヒレ肉: 脂肪が少なく消化が良い。日常のごはんやシニア犬に◎。
  • モモ肉:ビタミンB群が豊富で、活動的な犬におすすめ。
  • 肩肉・肩ロース:ほどよい脂で食欲アップ。脂身は取り除いて使おう。

⚠️ 肉を与えるときのポイント

脂身や骨はしっかり取り除く
必ず加熱して、寄生虫や細菌を防ぐ
初めての食材は少量から試して様子を見る
体重や体調に合わせて“適量”を意識する

🐡魚類

魚は 高タンパク・低脂肪で消化が良い、とても優秀な食材。
ビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸など、犬の健康維持に欠かせない栄養がたっぷり含まれています。

ただし、生魚はNG!
ビタミンB1欠乏症や寄生虫、食中毒のリスクがあるため、
必ず 加熱してから 与えるようにしましょう。

🐟 鮭(ニジマス)

鮭やニジマスは、犬にとってとてもバランスの良いタンパク源。
特に 皮膚や被毛の健康維持 に効果があり、毛並みをつやつやに保ちたい子にもぴったりです。

✨ おすすめポイント
  • 良質なたんぱく質で体づくりをサポート
  • DHA・EPAが皮膚や被毛の健康をキープ
  • 関節や骨の健康維持にも役立つ


🐠 白身魚(鱈・ヒラメ・カレイ・タイなど)

白身魚は、低脂肪・高タンパクで消化がとても良い 食材です。
体重管理中の犬やアレルギーがある犬、胃腸が弱い子にも安心して使えます。

✨ おすすめポイント
  • 低脂肪・低カロリーでダイエット中にも◎
  • 高タンパクで筋肉維持をサポート
  • 消化が良くお腹に優しい
  • アレルギーを起こしにくい
  • ビタミンやミネラルが豊富
  • DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)を含む

🐋 赤身魚(カツオ・マグロなど)

カツオやマグロなどの赤身魚は、元気な体づくりを支えるパワーフード
タンパク質のほか、鉄分やビタミンB群も豊富で、健康的な被毛や免疫の維持に役立ちます。

✨ おすすめポイント
  • 高タンパク・低脂肪で体づくりをサポート
  • 鉄分・ビタミンB12が豊富で貧血予防にも
  • DHA・EPAが脳や神経の健康を守る
  • 食いつきアップ効果もあり
  • 免疫力アップ&アンチエイジング効果も

🐳 青魚(サバ・さんまなど)

青魚は、脳・心臓・皮膚の健康維持に役立つ良質な脂(オメガ3) を多く含みます。
運動量が多い犬やシニア犬の健康サポートにもぴったりです。

✨ おすすめの魚
  • DHA・EPAが豊富で脳や心臓をサポート
  • カルシウムやビタミンもたっぷり
  • 抗炎症作用で関節ケアにも◎
  • 免疫力アップや疲労回復に効果的

くまのまま

魚の骨はオーブンでじっくり加熱するとカリカリになっておやつにもなるよ!うちの子は大好物♡

🥬野菜類

犬が食べられる野菜は意外とたくさんあります。
ただし、生でも大丈夫なもの・加熱が必要なものがあるので注意しましょう。
まずは、生で与えても安心な野菜からご紹介します。

🥕生で与えても大丈夫な根菜類

すりおろしたり、細かく刻むと消化しやすくなります。

生で食べられる根菜類
野菜名 主な注意点
山芋 生でも加熱でもOK。皮はむき、粘り気が強い場合は少し水を加えて。
大根 生ならすりおろしがおすすめ。甲状腺の病気がある場合は獣医師に確認を。
人参 すりおろして少量から。甘みがあって食べやすい野菜です。
かぶ 細かく切るか、すり潰してペースト状に。
れんこん お腹の弱い子やシニア犬はすりおろして与えて。

くまのまま

最初はごく少量から与えてね。皮膚の赤みや下痢、嘔吐が出たらすぐストップして、1日くらい様子を見てあげてね。

🥬生で与えても大丈夫な葉茎菜類

キャベツや白菜などの葉もの野菜もOKですが、冷え性の子やお腹の弱い子は加熱してあげるのが安心です。

生で食べられる葉野菜
野菜名 主な注意点
キャベツ/白菜 加熱がおすすめ。甲状腺疾患の犬は獣医師に確認を。
レタス/水菜 細かく刻んで、生サラダ感覚で。
セロリ 筋を取って少量だけ。香りが強く、食欲アップ効果があります。

🍅生で与えても大丈夫な果菜類

水分が多く、暑い季節の水分補給にもぴったりです。

生で食べられる果菜類
野菜名 主な注意点
きゅうり 皮をむくと消化にやさしい。
トマト ヘタと青い部分はNG。熟した赤い実を小さくカットして。
ズッキーニ
冬瓜
オクラ
消化しやすい形にして与えましょう(ヘタは除く)。

🌿生で与えても大丈夫な香味野菜

香りの強い野菜は、食欲が落ちたときに少しだけトッピングすると◎

生で食べられる香味野菜
✨ 生姜/パクチー/三つ葉/シソ(大葉)/パセリ/バジル/ミント/みょうが
     👉いずれも食欲増進作用があるため、ほんの少量でOK。
     チューブタイプやアロマオイルは添加物・濃度に注意しましょう。
くまのまま

くま🐶の食欲が落ちた時に、生姜汁に少しつけたお肉を焼いてあげたら、すごく喜んでくれたよ!

🍠加熱したら食べられる野菜

生では消化に負担がかかるものも、加熱すればOKな野菜も多いです。

✨ ほうれん草/チンゲンサイ/小松菜/里芋

 👉シュウ酸が多く、尿石症のリスクがあるため、茹でてアク抜きを。

✨ 枝豆・いんげん・そら豆・レンズ豆など豆類

 👉生のままだと「レクチン」などの毒素があるため、必ずしっかり加熱。

✨ じゃがいも/さつまいも/かぼちゃ

 👉デンプンが多く、生だと消化不良を起こすことも。柔らかく茹でて◎

✨ とうもろこし

 生は消化に悪いので加熱を。芯は絶対に与えないで。

✨ もやし

 生だと細菌の心配があるため、火を通してから。

✨ きのこ類全般

 生食用マッシュルーム以外は必ず加熱。

🍌果物

犬が食べられる果物は意外と多く、季節のおやつにもぴったりです。
ただし、糖分が多いため与えすぎはNG。また、種や芯は必ず取り除きましょう。
ここでは、身近で手に入りやすい果物を中心に紹介します。
(※記載している量は、体重5kgの成犬に与える場合の目安です)

🍓ベリー&小さな果物
  • いちご(約3粒/115gまで)
    ヘタを取り、食べやすくカット。ビタミンCが豊富で、デザート感覚に◎
  • ブルーベリー(6粒程度/77gまで)
    皮ごとOK。目の健康をサポートするアントシアニンが豊富です。
  • さくらんぼ(9粒程度/58gまで)
    茎と種は中毒成分があるため絶対NG。皮ごと与えてOK。
🍎りんご・梨・柿・栗など定番の和フルーツ
  • りんご(1/4個程度/65gまで)
    芯と種は必ず除去。皮は農薬が気になる場合はむいて。
  • なし(1/8カット×3個程度/98gまで)
    体を冷やす作用があるため、夏場の水分補給には◎。与えすぎ注意。
  • 柿(1/4個程度/59gまで)
    熟した甘い柿ならOK。皮と種は除いて。渋柿はNG。
  • 栗(1粒程度/25gまで)
    必ず加熱して、細かく刻んで与えて。渋皮はNG。
🍊みかん・オレンジ・グレープフルーツなど柑橘類
  • みかん(6房程度/75gまで)
    皮や薄皮、スジ、種は取り除きましょう。
  • オレンジ(6房程度/95gまで)
    ビタミン補給に◎。ただし酸味が強いとお腹を壊すことも。
  • グレープフルーツ(3房程度/92gまで)
    薬を服用中の犬は与えないで(薬の作用が強まる場合あり)。
🍑桃・びわ・マンゴーなど中毒に注意が必要な果物
  • 桃(1/2個弱/91gまで)
    皮は消化しにくいのでむいて。種は中毒成分があるため絶対にNG。
  • びわ(2個程度/88gまで)
    種に毒性があるため、必ず除去を。皮をむいて与えましょう。
  • マンゴー(薄切り3枚程度/58gまで)
    ウルシ科の植物なので、かぶれ・かゆみが出る子もいます。少量から。
🍈メロン・スイカなど水分たっぷり系
  • スイカ(1切れ/88gまで)
    夏の水分補給に最適。皮と種は必ず取り除く。
  • メロン(1/10切れ/88gまで)
    アレルギーが出る子もいるので、初めて与える時は少量で様子を見て。
🍌バナナ・パイナップル・キウイなど南国フルーツ
  • バナナ(1/3本程度/40gまで)
    皮をむき、スジを取って。エネルギー補給にぴったり。
  • パイナップル(1/8個程度/72gまで)
    芯と皮は消化しにくいのでNG。甘みが強いので少量を。
  • キウイ(2/3個程度/72gまで)
    皮をむき、種を取って小さくカット。食物繊維が多いので少しだけ。

くまのまま

生の果物をドライフードにしておくと、長持ちしておやつにも便利。
ただし、糖分が濃縮されるから与えすぎ注意だよ!

⚠️ 果物を与えるときのポイント

果物は犬にとってビタミン補給や水分補給に役立つ食材ですが、
あくまで“おやつ”として少量を心がけましょう。
「一口食べて嬉しそうにしてくれる」その瞬間を大切に😊

🚫 犬が食べてはいけないNG食材の例

犬が食べてはいけないNG食材

🍖 肉類(脂肪が多い部位・骨付き肉・加工肉)

犬にとって肉は大切なタンパク源ですが、部位や調理方法によっては危険なこともあります。
特に脂質が多い部分や骨付き肉、加工品は注意が必要です。

⚠️ 鶏肉で注意したい部位
  • 鶏皮:脂肪分とカロリーが高く、肥満や膵炎の原因になることも。与える場合は油をしっかり落としてごく少量に。
  • 骨付き肉(手羽先・手羽元など):加熱後の骨は割れやすく、鋭利な破片で喉や消化管を傷つける危険があります。絶対に与えないでください。
  • 加工品(つくね・味付き鶏肉など):塩分・添加物が多く、犬には不向きです。​
⚠️ 牛肉で注意したい部位
  • バラ肉(カルビなど):脂質が多く、肥満や消化不良のリスクが高いです。
  • 脂身の多い部位全般:過剰な脂質は膵臓に負担をかけ、膵炎の原因になることも。
  • 加工肉(ハム・ベーコンなど):塩分・発色剤などの添加物が含まれており、犬にはNG。
⚠️ 豚肉で注意したい部位
  • バラ肉・ロース肉:高脂肪・高カロリーで肥満や膵炎を引き起こしやすいため、日常的な使用には不向きです。
  • レバー(肝臓):鉄分・ビタミンAが豊富で栄養価は高いですが、過剰摂取でビタミンA中毒の危険があります。週1〜2回・少量までが目安。
  • 骨付き肉:骨が喉や腸に刺さる危険があるため避けましょう。
くま

ぼくの友達は、骨付き肉を丸飲みして喉につまらせちゃったの。だから、骨はぜったい抜いてね

🐙 魚介類(生魚・ししゃも・貝類・イカ・タコ)

魚には良質なたんぱく質や脂肪酸が含まれていますが、種類や状態によっては中毒や消化トラブルの原因になります。

⚠️ 生魚
  • チアミナーゼ酵素により、ビタミンB1を分解
    ➡️神経症状・ふらつき・食欲不振などを引き起こす。
  • 寄生虫(アニサキスなど)や細菌による食中毒のリスクも。
    ➡️ 必ず加熱したものを少量だけ与えましょう。
⚠️ ししゃも
  • 骨が細く鋭いため、喉や消化管に刺さる危険があります。
  • 塩分が高く、腎臓や心臓に負担をかけることも。
  • 内臓や魚卵には消化しにくい成分が含まれます。
    ➡️ 人間用のししゃもは与えないで!
⚠️ 貝類
  • 犬は貝を消化する酵素を持たず、下痢や嘔吐を起こしやすい。
  • チアミナーゼによるビタミンB1欠乏、光線過敏症(アワビ・サザエ・トコブシなど)のリスクも。
  • 殻を誤飲すると消化管閉塞や傷害の危険。
    ➡️ 貝類はすべて避けるのが安全。
⚠️ タコ・イカ
  • 生ではチアミナーゼがあり、ビタミンB1欠乏症の原因に。
  • 加熱しても非常に消化が悪く、喉詰まりの危険があります。
    ➡️ 特に小型犬やシニア犬は与えないようにしましょう。

🥬 野菜(玉ねぎ・ニラ・にんにく・ネギ)

玉ねぎ・ニラ・にんにく・ネギ類に含まれる
「有機チオ硫酸化合物」や「アリルプロピルジスルフィド」は、犬にとって命に関わる毒性成分です。

これらは犬の赤血球を壊し、溶血性貧血を起こす原因になります。
症状には、嘔吐・下痢・黄疸・呼吸困難などがあり、重症化すると非常に危険です。
加熱しても毒性は消えないため、少量でも絶対に与えないでください。

➡️ カレーやハンバーグなど、人間の料理に混ざっている場合も注意!

🍇 果物(アボカド・ぶどう・レーズン・柑橘類の皮・いちじく)

犬にとって果物はヘルシーなおやつに見えますが、
中には中毒や臓器障害を引き起こすものもあります。

果物・食品 危険な理由・症状
ぶどう・レーズン 急性腎不全を引き起こす「ぶどう中毒」。皮・加熱・乾燥後(レーズン)でも危険。
未熟なプルーン・スモモ類 果肉や種に「アミグダリン」が含まれ、体内で青酸ガスを発生。ドライプルーンは高カリウム血症の恐れ。
アボカド(未熟) 「ペルシン」という毒素があり、呼吸器や心筋に悪影響。熟した果肉でも脂質が高いので与えすぎ注意。
柑橘類の皮 消化不良・嘔吐・下痢の原因。ワックスや農薬も付着していることがあります。
いちじく(多量) 「ソラレン」や「フィシン」により、口内炎や皮膚炎を起こすことがあります。
ドライフルーツ(全般) 成分が濃縮され、糖分・カリウム・添加物過多。ぶどう・プルーン・いちじくは特にNG。

くまのまま

犬の体は人間とは違い、「少しだけ」でも中毒を起こす食材があります。
特に玉ねぎ類・ぶどう・骨付き肉は、誤って与えてしまう例が多いため、要注意です。
迷ったときは「与えない」が基本だよ。
愛犬の健康を守るため、しっかり知識を持っていきましょう🐶✨

🐾 その他のNG食材

その他のNG食材
⚠️ 摂取すると中毒を起こす危険なもの(一口でも避けるべき)

チョコレート・ココアパウダー・カフェインを含む飲料

チョコレートの原料「カカオ」に含まれるテオブロミンカフェインは、犬が分解できない成分です。
体内に長く残ることで強い中毒症状を起こすことがあります。

チョコレート:嘔吐・下痢・発熱・けいれんなどの症状を引き起こし、重度の場合は心臓に負担がかかり突然死することも。絶対に与えないでください。

カフェイン飲料:コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、エナジードリンク、抹茶などに含まれるカフェインも危険です。摂取すると下痢や嘔吐、体温上昇、けいれんなどを起こすことがあります。

キシリトール

人用のガムやキャンディー、歯磨き粉などに含まれるキシリトールは、犬にとって非常に危険です。
体内でインスリンの分泌を急激に促し、低血糖急性肝不全を引き起こすことがあります。
致死量は体重1kgあたり100mgとされているため、少量でも注意が必要です。

アルコール

犬はアルコールを分解する酵素をほとんど持っていません。
そのため、少量でも嘔吐・下痢・ふらつき・意識障害などのアルコール中毒を起こす危険があります。
料理に使用したワインやみりんでも、加熱しても完全にはアルコールが抜けないため与えないようにしましょう。

⚠️ 多量に与えてはいけないもの・注意が必要なもの

ナッツ類(マカダミアナッツ・ぎんなんなど)

ナッツ類は脂質が多く消化に悪いため、下痢や嘔吐の原因になります。

マカダミアナッツ:少量でも中毒を起こすことがあり、嘔吐・震え・高熱の症状が見られます。

ぎんなん:神経毒の一種「メチルビリドキシン」を含み、食べすぎると痙攣などを引き起こします。加熱しても毒は消えません。

塩分の多い加工食品・惣菜

ハム、ソーセージ、チーズ、味噌汁など、人が食べる食品は塩分が多めです。
犬の塩分必要量は人の約1/3程度なので、与えすぎると心臓や腎臓に負担をかけます。

香辛料

唐辛子、マスタード、わさび、山椒、こしょうなどの香辛料は胃腸を刺激し、下痢や胃炎を起こすことがあります。
スナック菓子や味付きせんべいなどにも香辛料が含まれていることが多いので注意しましょう。

砂糖(甘い食べ物)

甘いお菓子やデザートを与えすぎると、肥満や糖代謝のトラブルを招きます。
砂糖の過剰摂取はビタミンB1やカルシウムを消費し、結果としてビタミンB1欠乏症カルシウム不足を起こすこともあります。

⚠️ 調理や与え方に特に注意が必要なもの

牛乳

犬は乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が少ないため、人間用の牛乳を飲むと下痢を起こすことがあります。
どうしても与えたい場合は「犬用ミルク(乳糖カットタイプ)」を選びましょう。

生卵の白身

白身に含まれるアビジンが、ビオチン(ビタミンB群)の吸収を妨げ、皮膚炎や脱毛を起こすことがあります。
加熱すれば無害化されるので、与えるときは必ず火を通してください。

にぼし、海苔

どちらもミネラルが豊富ですが、摂りすぎるとマグネシウム過多で尿路結石の原因になることがあります。
おやつ程度の少量ならOKですが、日常的に与えるのは避けましょう。

🦴 犬の体重別・ごはん量の目安はどれくらい?

ごはん量の目安はどれくらい?

犬が1日に必要とするカロリー(=フードの量)は、
体重だけでなく、年齢や活動量(運動量)によっても大きく変わります。


市販のペットフードを与える場合は、パッケージに記載されている「給与量の目安」を参考にしつつ、
実際の体調や運動量を見ながら調整してあげましょう。

🐶 ライフステージの目安

ライフステージ 期間の目安
離乳期 約20日〜60日
成長期(小型犬) 約50日〜10か月
成長期(中型犬) 約50日〜1年
成長期(大型犬) 約50日〜1年半
成長期(超大型犬) 約50日〜2年
成犬期 成長期以降の約7年間

🥣 1. 犬のカロリー必要量(参考値)

犬の1日あたりの必要カロリー量(kcal/日)は、体重とライフステージごとに異なります。
おおよその目安は、次の式で求めることができます。

🔹 計算式
カロリー必要量 = 係数 × 体重0.75

係数の目安
・成犬期:132
・離乳期:274
・成長期:200

🔹 体重別カロリー必要量(参考値)

体重 (kg) 離乳期 (kcal/日) 成犬中期 (kcal/日) 成犬 (kcal/日)
1 274 - -
2 461 - -
3 625 - -
4 775 - -
5 916 669 441
10 1,541 1,125 742
15 2,088 1,524 1,006
20 2,591 1,891 1,248
25 3,063 2,236 1,476
30 3,512 2,564 1,692

📍 ポイント
この数値はあくまで目安です。
同じ体重でも、よく運動する子・おとなしい子・シニア犬などで必要量は変わります。

🍽 2. フードの与え方の目安

フードを与える回数もライフステージによって異なります。

子犬:1回で食べられる量が少ないため、1日3〜4回に分けて与えるのがおすすめです。

成犬:1日分を2回(朝・夜など)に分けて与えるのが基本。
一度にまとめて与えると、早食いや喉詰まり、肥満の原因になることがあります。

📍 ワンポイント
「食べきれない」「食いつきが悪い」場合は、フードをふやかしたり、ぬるま湯で香りを立てるのも効果的です。

🩺 3. 個体差と体調管理の重要性

ここまで紹介したカロリー量や給与回数は、あくまで目安です。
犬の体質・活動量・季節(夏や冬)などによっても必要量は変わります。

🔹 調整のポイント

  • 日々の体調や散歩の運動量を観察しながら、フードの量を少しずつ調整する。
  • おやつを与えた日は、その分だけ主食のフードを減らす。

🔹 体型チェック

犬の健康管理には、「ボディコンディションスコア(BCS)」を活用するのがおすすめ。
あばら骨を軽く触って感じられるくらいが理想体型です。
体重が増減してきたときは、獣医師に相談しながら食事量を見直しましょう。

くまのまま

くまもその日の運動量や気分で食べる量がちがうの。
数字よりも、その子のペースに合わせてあげるのがいちばん大事だよ🐶🍚

🐾 手作りごはんを始めるときの注意点

手作りごはん(手作りフード)は、愛犬に安心できる食材を選べるのが魅力。
でも、市販の総合栄養食とは違って「栄養バランス」「衛生管理」「食材の選び方」にはしっかり注意が必要です。

🥦 1. 栄養バランスと栄養素の注意点

手作りフードは、栄養のバランスを取るのが少し難しい面があります。

栄養の偏りに注意
市販の総合栄養食は、必要な栄養をすべて含むよう設計されています。手作りでは栄養が偏りやすく、長期的には健康に影響することもあります。

サプリメントは獣医師に相談を
基本的に健康な犬なら、サプリを足さなくてもフードで十分な場合がほとんどです。
もし必要な栄養素を補う場合は、獣医師に確認してから与えましょう。

カルシウムの摂りすぎ注意
特に大型犬の成長期は、カルシウムの過剰摂取が関節や骨の発達に悪影響を及ぼすことがあります。バランスを意識して。

🔥 2. 生の食材を使うときの注意(加熱の必要性)

「生のほうが栄養がある」と思われがちですが、実はリスクもあります。

生肉・生魚は基本NG
寄生虫や細菌感染のリスクがあるため、必ず加熱を。特に豚肉や鶏肉は生では与えないでください。

魚介類(イカ・エビ・カニなど)
ビタミンB1を壊す酵素(チアミナーゼ)が含まれるため、生では中毒の危険があります。火を通せば問題ありません。

生卵の白身
アビジンという成分がビオチン欠乏を引き起こすことがあります。黄身と一緒に与えるか、加熱してからにしましょう。

生の豆類や野菜も注意
生の豆には毒素が、野菜や芋類は消化しにくい成分が含まれています。必ず加熱調理を。

🚫 3. 絶対に避けるべき食材

犬に中毒を起こす可能性のある食材は、少量でも危険です。

・ネギ類(玉ねぎ・ニラなど):加熱しても毒性が残ります

・ぶどう・レーズン:急性腎不全の危険あり

・塩分の多い食品:人用の惣菜・ハム・チーズはNG

・果物の種や芯:青酸系の中毒を起こす可能性

・骨:喉や腸を傷つけるリスク。柔らかくする調理が必要です

🧼 4. 調理と保存・衛生管理

手作りごはんは「新鮮さ」と「清潔さ」がとても大切です。

・野菜や果物は細かく刻むかペースト状に

・食べ残しは20分を目安に片付ける

・冷蔵ならその日中、保存が必要な場合は冷凍を

・食器・調理器具は毎回きれいに洗って乾燥を

くまのまま

手作りごはんは「愛情のかたち」だけど、無理をしないのが一番。
うちも最初は少しずつトッピングから始めました。
フードと組み合わせながら、愛犬の体調を見て調整していくのがおすすめです🐾

少しずつステップアップする方法

少しずつステップアップする方法

新しい食事やおやつに切り替えるときは、体調を崩したり、慣れないフードを嫌がったりすることがあります。
焦らず、少しずつステップアップする気持ちで進めていきましょう。

(1) アレルギーチェックと少量からのスタート

初めての食材を与えるときは、まずアレルギー反応が出ないかを確認するのが基本です。

  • ごく少量から与え、皮膚の赤み・かゆみ・下痢・嘔吐などがないか様子を見ましょう。
  • アレルギーの反応はすぐに出る場合もあれば、6〜48時間後に出ることもあります。
    食べたあと1日程度は、愛犬の体調をチェックしてあげてくださいね。

(2) 主食への切り替えは「少しずつ」が原則

手作りごはんを主食にする場合も、いきなり全部変えるのではなく、少しずつ慣らしていくのがポイントです。

  • まずはこれまでのフードに、手作りごはんをほんの少し混ぜて与えます。
  • 1週間ほどかけて、徐々に手作りごはんの割合を増やしていきましょう。

急に切り替えると、胃腸がびっくりして下痢や嘔吐をすることも。
犬の様子を見ながら、ゆっくり進めるのが安心です。

(3) おやつやトッピングの量も調整しよう

手作りおやつやトッピングを与えるときは、つい「もう少しだけ」となりがち。
でも、カロリーオーバーや栄養バランスの偏りには注意が必要です。

  • おやつやトッピングは、1日のカロリーの10%程度までが目安。
  • 多くても20%以内に抑えましょう。
  • ごほうびを多く与えた日は、その分フードを少し減らすなど調整を。

(4) 子犬に与えるときの注意点

子犬は消化器官がまだ未発達で、体も成長途中。
大人の犬よりずっとデリケートです。

  • 生後3〜4ヶ月までは、無理に野菜や果物を与える必要はありません。
  • 与える場合は、すりおろす・細かく刻むなど消化にやさしい形で。
  • 甘い味を覚えるとドッグフードを嫌がることもあるので、量はごく少なめに。

この時期は、まずは「栄養バランスのとれた総合栄養食」で体をしっかり育てることが一番大切です。

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まとめ:学びながら少しずつ

今回は、犬の手作りごはんを始めるときに知っておきたい
「食べてOKな食材・NGな食材」や「注意点」をご紹介しました。

手作りごはんは、愛情がそのまま形になるようなもの。
でも同時に、栄養バランスや衛生面など、気をつけたいこともたくさんあります。

最初から完璧を目指さなくても大丈夫。
まずは1品トッピングを足してみたり、旬の野菜を少しだけ加えてみたり。
“学びながら作る” その気持ちが、愛犬との信頼関係をより深めてくれます🐾

くまのまま

うちの子にも何か作ってあげたいな…と思ったら、まずは“少しだけ”から。
喜んで食べてくれる姿を見ると、それだけで作ってよかったって思えますよね☺️

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